膝に炎症が起きると、たいていの場合は関節内に水がたまることになります。
この状態を水腫もしくは水症と呼んでいて、俗に「膝に水がたまる」と表現するわけです。膝に水がたまる病気として、一番ポピュラーになっているのが「変形性膝関節症」というものです。
正常な時には2ccから3cc程度しかたまらないのですが、症状が悪化すると30ccもたまってしまうケースもあります。膝に水がたまってしまうのは、滑膜でたくさん作られる関節液を吸収する組織の働きが、炎症によってダウンしてしまうためと考えられています。
炎症というのは膝にとって悪いものであると思いがちですが、実際にはそんなことはありません。むしろ、体の中で起きたトラブルを正常化しようとする組織の動きともいえるのです。
分かりやすく言えば、風邪をひいた時に熱がでてしまうのと同じことなのです。
膝の水を抜くことは、関節液について詳細なデータを得られるので、膝の痛みの診断をするためには欠かせません。とはいえ、膝の水を抜くことができるのは、一ヶ月に1回から2回程度でしょう。
正しい治療を行わなければ、何度膝の水を抜いたとしても、再びもとの状態に戻ってしまいます。重要なのは、膝の病気の原因を突き止めて、はじめから膝に水がたまらないような治療を行うことです。
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